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本書は、1989年に名古屋市美術館で行われたエキシビジョン「名古屋のフォト・アヴァンギャルド」に際して刊行されたカタログ。1920年代の福原信三らに代表される「芸術写真」から、マン・レイらモホリ・ナギら海外のモダニズムに影響を受けた「新興写真」が台頭してきた1930年代、関西の浪華写真倶楽部(小石清・花和銀吾ら)、芦屋写真倶楽部(中山岩太ら)、丹平写真倶楽部(安井仲治ら)に並んで、名古屋で精力的に活動していたのが「ナゴヤ・フォトアヴァンガルド」。本書では、『造型写真』で知られる坂田稔、『メセム属 超現実主義写真集』が有名な画家・下郷羊雄、『VOU』でも活躍した山本悍右、そして田島二男の4名のメンバーの作品に加え、同時代に名古屋を拠点に活躍した後藤敬一郎の作品が収録されています。