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本書は、『カメラ毎日』の1974年11月号で、70年代初頭に渡米して、ダイアン・アーバスのワークショップに参加しながら、新たな写真の方向性を模索していた、戦後日本を代表する写真家・奈良原一高がアメリカで撮影した作品で、翌75年に刊行された『消滅した時間 / Where time has vanished』にも収録されることになる「ディラックの海」や、須田一政の「夕立ち」、さらには、鬼海弘雄の「衆生縁」などが掲載されています。その他、佐野元春らミュージシャンの写真で活躍した岩岡吾郎の「星の寝台特急」、写真集『ハーレムの瞳』で知られるノブオ中村の「紐育のチャイナタウン」、中川政昭の「石を飼う男」、熊谷公一の「蟻」、山本宗雄の「夏の航跡」、ラグビール・シンの「バングラディシュ」などが収録されています。