流行写真　1984年10月号増刊　1億人の性風俗

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1980年代に刊行されていた写真雑誌『流行写真 1984年10月号』の増刊として刊行された特別編集号。1981年に刊行された『写真時代』の爆発的人気に対抗すべく、多くの類似雑誌が生まれましたが、本誌もその中の一つ。写真時代のメインが「荒木経惟」ならば、流行写真のメインは「深瀬昌久」。ともに60年代から本格的に活動を始め、ともに70年代から、妻の「ようこ」をモチーフにした数々の作品を発表。「私写真」という言葉を生み出した代表的写真家でした。荒木というメディアを、様々な角度から駆使したプロデューサー、末井昭という名パートナーがいた写真時代ほど長くは続かず、13号をもって廃刊となった流行写真でしたが、深瀬の毎号連載、さらには「新宿」を舞台に様々なポートレートを創作した渡辺克巳の「アウトロー」シリーズや、2019年12月に惜しまれつつ逝去された原芳市による「淑女録」「曼陀羅図鑑」の連載なども毎号収録されており、80年代の写真の動向を知るには恰好の一冊です。尚、本特別号は上述の連載はなく、当時の全国の個性的な性風俗店が紹介されています。

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＜Condition＞ 本体：カバー少スレ・少ヨゴレ・少イタミ
縁少イタミ