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「オレの80年代は末井がつくったようなもの」(『荒木経惟、写真に生きる』(青幻舎)より」。荒木にそう言わしめた伝説の編集者・末井昭。その末井と荒木の名コンビで、ピーク時は30万部/号を売り上げたという驚異的な人気を誇った雑誌『写真時代』。「荒木はメディアになる。荒木の雑誌を作りたい」そう考えた末井は、当初「月刊アラキ」「アラキカメラ」といったタイトルを考えていたそうですが、荒木が「そんな個人タイトルでは1万部も売れない」と言って、決まったタイトルが『写真時代』。スナップもポートレートもヌードも緊縛も、そして文章もうまい。本物の写真から、本物のエロまで撮れる荒木の多面的な個性が存分に生かされた雑誌であり、写真家・荒木のポテンシャルも一層広がりを見せることとなりました。そして、東松照明がこう言ったそうです「80年代は荒木の時代だったな」。