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アメリカの写真家アマニ・ウィレットの作品集『Disquiet』。1975年生まれ、大学はリベラル・アーツ・カレッジの中でも随一のウェズリアン大学を卒業、現在はブルックリンを拠点に活動しながらも、ボストンのマサチューセッツ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで写真を教えています。2017年刊行の『The Disappearance of Joseph Plummer』では、土地の歴史と父の思いをより合わせたフィクションを紡ぎながら、現代の暮らしや生き方に疑問を呈し、ビジュアル及び高度なストーリー・テリングが高い評価を得ました。本書は、2013年発表のファーストブック。自身や家族・身の回りの日常をカラーに写しながら、世の中全体の政治的・経済的不安をモノクロで描写し、本体では、終始不穏(Disquiet)な様相が続きます。トッド・ハイドにも賞賛されたカラー描写と、日常・非日常が交錯する空気感の演出に魅せられる一冊です。