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戦後の日本を代表する写真家・荒木経惟の作品集『写狂老人Aのフィルム・ノスタルジー / Film Nostalgia』。恐らくは、これまでに存在した全世界の写真家の中でも、発表してきた作品数そして刊行された作品集の数は、荒木経惟がナンバーワンではないでしょうか。500冊はゆうに超える写真集。最近では60年代のアーリーワークをまとめた『月光写真』のように、過去の作品の再編集や未発表を収録したものにとどまらず、ダイアリーのように毎日撮影を続けるものを最新作としてまとめた『写狂老人』シリーズ、さらにはSLYのようなファッションブランドとのコラボレーションなども定期的に行い、その創作活動は衰えるところがありません。本書は、2011年にタカイシイギャラリーで行われたエキシビジョンを機に刊行された作品集。直近では、ガンを患い死に直面し、その後は愛猫チロの死に直面。陽子やチロとの幸せの日々にノスタルジーを感じ、あえてフィルムで撮影した図版に絞って展示されたエキシビジョンでした。500部限定。