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日本の写真家小川隆之の写真集「New York Is」。1960年代初頭に文藝春秋の写真部で働き、後に自身の写真探求のためフリーランスとなり、渡米。約1年間ニューヨークに移り住み、当時のベトナム戦争と公民権運動の最中にあった激動のニューヨークをカメラに収めていきます。その仕事は高く評価され、帰国後は国内において数々の個展・表彰を受けます。そしてアメリカでは、ジョージ・イーストマン・ハウスの名ディレクターであり、1967年の伝説のエキシビジョン「Toward a Social Landscape」の企画者であるネイサン・ライオンズにも認められ、個展まで開催されています。本書では、その冷徹かつ愛情あふれる眼差しで、ユニークに描写された60年代のニューヨークが紹介されています。小川と親交があり、本タイトルの名付け親でもあるロバート・フランクのコメント「あなたの写真にはニューヨークがあると思います。哀しくて、そして...」。2012年にAkio Nagasawaより1,000部限定で刊行された素晴らしい一冊。DVD付録。