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美術出版社より刊行されていた雑誌『デザイン』の1972年8月号で通巻160号。この年は「自明的空間72」という連載で「都市」をモチーフにした写真作品が毎号収録されています。内藤正敏、稲越功一、牛腸茂雄、柳本尚規、北井一夫、そして森山大道も登場するのですが、本8月号は、戦後日本を代表する写真家・高梨豊の「都市へ」が表紙含めて7図版収録されています。言うまでもなく、この高梨の「都市へ」は74年に写真集として結実します。そのほかには「プリンティング・イメージ(脇田愛二郎)」「プロップ・アート(辰巳四郎)」「密室の迷子たち<エレベーターの仕返し>(村松友視)」「この人生の並木道(清水哲男)」「パチンコ・その銀玉の舞い(草森紳一)」「曲線・あるいはエロスの幾何学について(石崎浩一郎)」「アラベスクの幻戯(海野弘)」「描かれた人間2・かくれた幾何学(多木浩二)」など。