女の70年代 1969-1986 パルコポスター展 / Parco Poster Collection

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本書は、2001年に東京都写真美術館で行われたエキシビジョン『女の70年代 1969-1986 パルコポスター展』を機に刊行された作品集。「パルコ」とはイタリア語で「公園」を意味し、「明るく、華やかで陽気で小粋」といったイメージと、「すぐれた個性の統一集団」を基本テーゼとして生まれ、70〜80年代のユニークな広告戦略は現代でも知られるところです。特に70年代は「三人娘」と言われた個性派クリエイターの起用が初期のイメージ戦略を決定づけました。イラストレーターの山口はるみ、コピーライターの小池一子、アートディレクターでデザイナーの石岡瑛子の3名です。本書では、彼女たちその他多くのクリエイターが制作に携わった当時のポスターを紹介。蛇腹装幀でその大きなスケールごと堪能できます。表面はポスター、裏面は、上野千鶴子による読み応えのある執筆が収録されています。性を刺激するそのキャッチーなイメージは、従来の男性に対するものではなく、あくまで女性の個性と主張を訴える、主体的な女性たちの象徴ともいえるものでした。

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＜Condition＞ 本体：カバー少キズ・少シミ・少ヨゴレ
天・小口少シミ