色淫 / Shiki In

荒木 経惟 / Nobuyoshi Araki

SOLD OUT

Publisher/ArT ROOM

   Published/2005
Format/ハードカバー    Pages/-   Size/235*375*13
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500冊以上もの写真集を発行し、日本はもとより海外でも高い評価を受ける写真家・荒木経惟。本書『色淫』は、モノクロの女性のヌード写真に荒木自身がペイントした作品を収めた写真集です。こうしたプリントやフィルムに加工した作品は、展覧会や写真集(色情狂や墨汁奇譚、死現実など)でしばしば発表されてきており、おなじみの技法ともいえます。本書のあとがきで美術史家・伊藤俊治は、荒木の『色情花』という作品を参照しながら、荒木の花の作品に秘められた「生と死のパースペクティブ」に触れ、本書の作品を「一筆描きのように流動的な太い筆致で女体をわしづかみにし、体内に潜む性的衝動に方向と運動を与えながら、自己のリビドーをたちあがらせてゆくその特異な手法は彼岸を見つめる眼差しというよりも、撮り、描くことで生の岸辺へ呼びかけようとする身ぶりのようにも見える」と記しています。女性のヌードを覆う多彩な線がときに色情を際立たせるかのように、生々しく、衝動的な作品へと昇華しています。1,000部限定。
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<Condition> ジャケット:少ヤケ・少ヨゴレ・縁少イタミ
本体:天少ヤケ、縁少イタミ
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