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ブラジルの写真家Caio Reisewitzの写真集(英訳:seems true)。ドイツ・マインツの芸術アカデミーで写真を学んだReisewitzは、ブラジルを代表するコンテンポラリー・フォトグラファー。彼のコンセプトは一貫して「自然」と「人工」。幻想的な美しさを醸し出す原生林と、人間の飽くなき欲求を満たすべく開拓されたゴルフ場やマンション。歴史を超えて保護され続ける原生林や歴史的建造物と、近年拡大を続ける人工の産物との対比を、ランドスケープ・アーキテクチャーを通して表現することで、自然破壊に警鐘を鳴らし、ブラジルの本質を問う作品を発表し続けています。ベッヒャー派を想起させる作風と南米独特の被写体が織り成す'伯洋折衷'的な作品は、ICPでのソロ・エキシビジョンやApertureの写真雑誌でも取り上げられ、現在世界的に注目を集めています。本書は、2010年にリオデジャネイロで行われたReisewitzのエキシビジョンに際し刊行された写真集で、2000年代に撮影された作品を中心に収録。