荒木経惟写真全集10 チロとアラーキーと2人のおんな / Chiro, Araki and 2 Lovers
荒木 経惟 / Nobuyoshi Araki
SOLD OUT
Publisher/平凡社
Published/1996
Format/ソフトカバー Pages/- Size/225*155*15
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日本を代表する写真家・荒木経惟。本書『チロとアラーキーと2人のおんな』は、平凡社から出版された全20巻からなる荒木経惟全集の10巻目にあたります。本書は荒木の愛猫であるチロをテーマに、『愛しのチロ』や『センチメンタルな冬の旅』といった写真集などでも発表されている写真をコンパイルした作品集です。1988年の3月に妻・陽子が実家からもらってきた4ヶ月の子猫。猫嫌いだったという荒木もその愛らしさにメロメロになっていく様子が、写真や併記されたテキストからも伝わってきます。後半には陽子が亡くなった後の荒木の手帳の複写やエットレ・ソットサスからの手紙などを挟み、チロが写された最後の写真は1995年12月31日となっています。「愛人だし、人生だし」とチロについて荒木は語りますが、多くの女性を親密に写し出してきた中でも、荒木の被写体として陽子とチロの際立った存在感を感じさせる1冊です。