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フィンランドの写真家Esko Männikköの写真集。Männikköは、アマチュア時代は地元北フィンランドの風景・生活・ポートレートを中心に撮影を行い、80年代より国内のエキシビジョンで取り上げられ注目を集め始めます。そして95年にストックホルム、ニューヨークと初の海外個展が開催されその名は一気に世界に知れ渡ります。自身をヴィジュアル・アーティストと強く意識しており、注意深く計算された独自のコンポジションとバランスの取れたカラー配色は、時に絵画の巨匠ヨハネス・フェルメールの作品とも比較評されています。本書は、Männikkö初の異国制作での作品で、舞台はアメリカとメキシコのボーダーラインにあたるテキサス。北フィンランドの小さなコミュニティーとは正反対の全米第2位の面積を誇るテキサス。サイズは異なれど、フロンティア地で未開拓な要素の多い大地とそこに生きる人々の姿は、地元北フィンランドの姿と重なり合い、Männikköは愛着をもってこの地で撮影を行いました。