レイモンド・ローウィ -消費者文化のためのデザイン-

レイモンド・ローウィ / Raymond Loewy

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「口紅から機関車まで」というキャッチフレーズで知られる20世紀を代表するアメリカのインダストリアル・デザイナー、レイモンド・ローウィ（1893-1986）。日用品から工業機械、商業施設、そしてケネディ大統領が乗っていたエアフォース・ワンにいたるまで、そのデザインはアメリカの日常に大きく浸透していきました。日本では1952年に発売となったタバコ「Peace」のパッケージを手がけています（同じくタバコの「Lucky Strike」もローウィが手がけた）。本書は、2002年にアメリカで行われた展覧会に合わせて発行された作品集の翻訳版です。ローウィ（や彼の会社）の作品を通覧することができ、ローウィのデザインに顕著なストリームライン（流線型）からは今なお新鮮な近未来感を感じさせます。20世紀前半、戦勝国として繁栄したアメリカにおいて、新しいライフスタイルをインダストリアル・デザインから築いていったローウィの功績がまとめられた1冊です。

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