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オーストラリア・メルボルン出身の写真家ビル・ヘンソンの写真集『Mnemosyne(ムネモシュネ)』。ヘンソンは、若干20歳の時にメルボルンのオーストラリア最古のミュージアムであるビクトリア国立美術館でソロ・エキシビジョンを行った天才肌のアーティスト。ヌード・ポートレート、ストリートの群衆を捉えたスナップ、幻想的なランドスケープ、ヴェネツィア・ビエンナーレで発表された独創的なコラージュ等、モノクロ・カラーを駆使して撮影された作品は、ヘンソンの内面に潜むイメージのストーリー。本書は、2005年に開催されたヘンソンの大回顧展を機に刊行された写真集。タイトルの「ムネモシュネ」はギリシア語の「記憶」に由来していますが、ヘンソンのキャリア30年ほぼすべてのシリーズ作品を網羅した500ページにも及ぶ大著。今はなき伝説の出版社Scalo社より刊行。