朱もどろの華 沖縄日記

東松 照明 / Shomei Tomatsu

SOLD OUT

Publisher/三省堂

   Published/1976
Format/ハードカバー   Pages/238   Size/155*203*20
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20世紀を代表する写真家のひとりである東松照明の作品集『朱もどろの華』。米軍による占領とアメリカニゼーション。東松初期のテーマの中心であり、全国各地に散財する米軍基地を北海道から九州までまわり、余すところ沖縄だけとなった1969年2月に初めて渡沖。2度の滞在を経て同年9月に上梓したのが『Okinawa 沖縄 Okinawa 沖縄に基地があるのではなく基地の中に沖縄がある』。そして、比嘉康雄や平良孝七といった本土復帰前から活動していた沖縄を代表する写真家たちが、復帰後に米軍・闘争問題から距離を置き、沖縄の内部を見つめる旅に傾倒していったのと同様に、東松も72年に那覇で復帰を迎えてからそのまま那覇に居座り、宮古島への移住を経て約2年近くの間を沖縄で過ごしました。その滞在の成果は、作品集『太陽の鉛筆』(1975)として結実しますが、翌76年に刊行された同書は、図版に加えて自身の日誌(テキスト)も織り込んだ、東松の沖縄への「愛」を感じさせる一冊で、特に平良孝七や比嘉豊光らのルーツを記録した一連は大変貴重です。
<Related Artists> 東松 照明 / Shomei Tomatsu
<Condition> ジャケット:少スレ・少イタミ、本体:経年並み
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