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戦後日本を代表する写真家・秋山亮二の作品集。戦後芸術写真の振興に多大なる貢献を果たしたMoMAの名物写真部長ジョン・シャーカフスキーと、カメラ毎日の名物編集長山岸章二がキュレーションを担い、日本の写真が海外で初めて大々的に紹介された展覧会「New Japanese Photography」にも選出されている秋山亮二。何気ない日常において、何気ない表情や仕草から人々の内面を描写する技術は卓越したものがあります。本書は、80年代初頭に刊行された中国のこどもたちをモチーフにしたカラー写真集で、初版の図版・レイアウトを踏襲した完全復刻版。テキストの一部のみ未収録ですが、巻末に版元・青艸堂による写真家へのインタビューが追加されています。「僕はいつも、なんて美しいんだろう、なんてかわいいんだろう、僕もああなりたいと思った時に写真を撮っている」(インタビューより)という写真家の童心が、劇的な経済成長を遂げる前の中国のこどもたちのピュアな姿を捉えた「こども写真集」の名著。