扇子のケムリ 寫眞家の通信簿

秋山 亮二 / Ryoji Akiyama

SOLD OUT

Publisher/法曹会

   Published/2014
Format/ハードカバー   Pages/258   Size/138*195*15
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日本を代表する写真家のひとりである秋山亮二の作品集『扇子のケムリ 寫眞家の通信簿』。こちらは、一般財団法人「法曹界」が毎月発行する雑誌「法曹」の写真選評を担っていた秋山が、そのセクションで記していた文書を中心にまとめられたエッセイ集です。芸術風に気張るわけでもなく、ドキュメンタリー風に入り込みすぎるわけでもなく、旅人であり時にジャーナリティックなある種冷めた目線ながらも、いつも対象は「人間」であり、作風も「人間味」に溢れています。被写体と適度な距離感を保ちながら、深い洞察をもって、その心理を見事に捉えた作品の数々は、写真の面白さそして人生の面白さをも感じさせます。そんな稀有な写真家の「こころ」を知るには素晴らしい一冊である本書。どんな視点・どんな思考で「対象物」を探し、レンズを通して見つめているか、大変勉強になる一冊です。そして、秋山に写真を学ぶ環境を与えた父であり写真家でもあった秋山青磁や、秋山の才能を早くから発掘して誌面を提供し続けたカメラ毎日の編集長・山岸章二への感謝も述べられています。
<Related Artists> 秋山 亮二 / Ryoji Akiyama
<Condition> ジャケット:少スレ、本体:経年並み
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