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日本の写真家でアーティストとしても活躍する野村浩の作品集『Slash』。写真作品のみならず、絵画、イラスト、デザイン等幅広いフィールドでその才能を発揮する野村浩。2018年には、SNSで紹介していた「写真」に関する3コマ漫画を、一冊にまとめた作品集『カメラー / CAMERAer / The People Who Became A Camera』を発表し話題になりました。本書は、2010年に刊行された作品集で「GoogleのStreet Viewをキャプチャー後、Photoshopによって一律に画像変換し、一定の比率にトリミング」(奥付より)された画像で構成された一冊。アメリカのアーティストであるダグ・リカード(Doug Rickard)も、同じようにGoogleのStreet Viewの画像を取り出して、ヴァーチャル・トリップを催した『A New American Picture』を発表していますが、「写真」の意義、「撮影」という行為に対する野村のユニークな視点が大変興味深い一冊。ブックデザインは、町口覚・町口景。500部限定(但し、本書はAP用)。写真家サイン入り(Signed)。