写真集 旅人 - 矢田芳茂遺作集

矢田 芳茂 / Yoshishige Yada

¥27,500(¥25,000 + tax)

Publisher/491

   Published/1984
Format/ハードカバー   Pages/-   Size/208*218*20
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日本の写真家矢田芳茂の写真集『写真集 旅人 - 矢田芳茂遺作集』。1978年に20代後半にして、交通事故により他界した無名のアマチュア写真家ですが、本書の制作者が、全日本学生写真連盟出身者の有志によって運営されていたという「(株)491」と記されていることから、矢田も学生写真連盟出身者の一人であったと想像されます。東京農業大学で写真部に入り、夏期・秋期などは「テーマ」をもって合宿が行われ、収録された図版を見ても、亡び行くSLや過疎化してゆく農村、廃墟と化した足尾鉱山、ダム建設のため湖底に沈む村々など、近代化の蔭に隠れて消えゆく者が対象となていることから、そのスタイルにも写真連盟のメンバーらしさが出ています。プリントの風合いも奥深いモノクロが大変美しい。忘れ去られていきそうな「日本のふるさと」を、独自のテーマと視点で切り取りつつ、ハイコントラストなモノクロと適度な距離感で撮影されたコンポラ的様相が、日本写真の70年代を感じさせます。
<Related Artists> 全日本学生写真連盟 / All Japan Students Photographers Association
<Condition> ジャケット:少ヤケ・少ヨゴレ
本体:天・地・小口少ヤケ
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