遠野物語 / The Tales of Tono

内藤 正敏 / Masatoshi Naito

SOLD OUT

Publisher/春秋社

   Published/1983
Format/ハードカバー&スリップケース   Pages/151   Size/225*295*23
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日本の写真家・内藤正敏の作品集。「化学・SF」「生と死」「歴史:過去と現在」「写真と民俗学」。。内藤正敏がモチーフにして探求してきた世界そして思想は、ある種根源的でありながらも、ものすごく創造的な広がりに満ちて派生的です。目に見える世界をカメラで収め、目に見えない世界は民俗学で捉えるという独自のスタンス、そして描写してきた対象物が日本の歴史的・文化的要素を多分に包含している点も、国内に関わらず海外からも高い評価を受け続けている理由なのかもしれません。本書は、『婆』や『東京』と並ぶ内藤正敏の代表作で、土門拳賞受賞作品。1970年代初頭にはじめて「遠野」を訪れて以来、柳田國男の『遠野物語』にも触発されて、神秘的な魅力に取り憑かれ、原風景と生と死が共存する異界の撮影を続けました。本作は3部構成となっており、人々の生活や風景を描写した「生者の章」から始まり、家々の遺影が中心の「死者の章」そして神仏たちの像による「神々の章」。闇の中に浮かび上がる不可視の光景を「ストロボ」で写し出すなど、内藤正敏の魅力がつまった作品集です。帯欠。
<Related Artists> 内藤 正敏 / Masatoshi Naito
<Condition> ケース:少ヨゴレ・少イタミ、帯欠、本体:地少ヨゴレ
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