泰平の谷間の生と死 / The Depression and the Liberation of Kamagasaki

小杉 邦夫 / Kunio Kosugi

SOLD OUT

Publisher/プレイガイドジャーナル社

   Published/1978
Format/ソフトカバー   Pages/126   Size/185*205*10
Google Translate
日本の写真家・小杉邦夫による写真集『泰平の谷間の生と死(1973-1978)』。1949年生まれ。釜ヶ崎地域問題研究会のメンバーとして、同地域の日雇い労働者たちの日常や闘争などの様子を記録してきた小杉邦夫。1975年に「太陽の子ら」、1976年に「無縁さんの叫び声」といった写真展を開催し、作品を発表していますが、本書は、同写真展の作品を含む1973年から1978年までの写真で構成された1冊です。仕事が切れ、収入がなくなる年末を過ごす労働者の越冬闘争や仕事を求めるためのデモ、野宿生活をおくる労働者の死、そしてドヤの火災など、タイトル通り“生と死”が隣り合わせにある釜ヶ崎と日雇い労働者たちの動向をドキュメントしています。そうした生死が混濁した状況を生きる、社会から孤立した労働者たちの姿に混じって、明るく写された子どもたちの姿が印象的ですが、井上青龍や中島敏、砂守勝己など、様々な写真家に写し出されてきた釜ヶ崎と同じく、その実情を記録したひとつの証言ともいえる内容です。
<Related Artists> 中島 敏 / Satoshi Nakajima大塚 洋介 / Yosuke Otuska井上 青龍 / Seiryu Inoue
<Condition> ジャケット:少ヤケ・少スレ・少ヨゴレ
本体:天・地・小口少キズ・少ヨゴレ、その他経年並み
order

TOP