Le Jardin de Poussiere

Bernard Plossu

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フランスを代表する写真家ベルナール・プロスの写真集『Le Jardin de Poussiere』。1945年にベトナムに生まれ、パリで育ち、若かりし頃はアメリカのカウンターカルチャーに影響を受けてフィルム・メーカーを志し、シネマテークに通いつめていたというプロス。映像を通じて学び得たイメージとストーリーの感性を有し、すでに13歳の時には写真家として初めて旅に出かけ、サハラ砂漠の風景を収録していたという生粋のアーティスト。以降はアメリカ・メキシコ・アジア・アフリカ・ヨーロッパを旅しながら、数十年もの間旅の路上で出会った人々・風景のスナップを撮り続けています。本書は、直訳すると「ホコリの庭」というタイトルが示すように、荒涼としたアメリカの大地を写し出した写真集です。荒れ地に屹立した岩山、点在する植物、ごつごつとした岩肌といった乾いた景色に、自然が生み出した造形の壮大さに感得させられます。アンセル・アダムスが見出した自然美やニュートポグラフィのようなコンセプトともひと味違う、地球のテクスチャーを切り取ったようなスケールの1冊です。

＜Related Artists＞ Bernard Plossu、Lewis Baltz
＜Condition＞ 本体：少ヤケ・少スレ、天・地薄ヨゴレ