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日本を代表する写真家・荒木経惟の写真集『京都白情』。下駄職人でありアマチュア・カメラマンであった父の影響を受けて写真を始め、千葉大学工学部写真印刷工学科を卒業後、電通に就職。在籍中に広告写真を撮る傍ら、会社の機材を使って新たな写真芸術を探求していきます。70年代より『おー日本』『センチメンタルな旅』など、現在まで語り継がれるセンセーショナルな作品を発表、卓越した時に過激なヌード、人情味に溢れたスナップは世界の写真ファンを虜にし、現在までに500冊もの写真集を刊行しています。本書は、1996年に刊行された作品集で、京都の四季を撮り下ろしたもの。1994年の夏、祇園祭りの夕闇のなかで出逢った京女との逢瀬。秋の清滝、冬の祇園、桜散る木屋町など、古都の風情と色情が入り混じる京都のスナップ集。「京都ホテルの窓から山鉾の巡行を眺めながらちょっとセンチメンタルになった。この部屋からの眺めは新婚旅行の時と同じ眺めだ」(本書より)。