軽井沢心中 -アラキグラフ創刊号-

荒木 経惟 / Nobuyoshi Araki

SOLD OUT

Publisher/光文社

   Published/1999
Format/ソフトカバー   Pages/110   Size/108*153*10
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これまでに500冊にも及ぶ写真集を刊行し、世界的にも評価の高い、日本を代表する写真家・荒木経惟。本書『軽井沢心中 アラキグラフ創刊号』は、版元の光文社が所有する光文荘という別荘を舞台にした“愛の叙情写”。もともとは『月刊宝石』の連載をまとめたもので、1996年に『アラキグラフ』として刊行。その後、『月刊宝石』の休刊にともない再編集、文庫版化されたのが本書です。軽井沢の別荘で最期を遂げた、白樺派の作家・有島武郎と人妻であった波多野秋子を背景におき、別荘を訪れた和装の男女が繰り広げる情事を写し、有島の『惜みなく愛は奪う』を引いた前編。さとう三千魚の文章とともに、詰め襟とセーラー服姿の男女による後編の2部構成になっています。“心中”というテーマのもと、荒木ならではの演出が施され、モノクロで写し出された男女の姿は、シネマティックな叙情を帯び、独特な湿度が感じられます。「写真ってこのぐらいの大きさで見るのが一番猥褻なのである。この文庫版写真集をエロ本と見ていただけるとうれしい」(本文より)。
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<Condition> ジャケット・本体:経年並み
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