カメラ毎日 アルバム'75 / Camera Mainichi Album'75（Fair Copy）

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日本の写真雑誌『カメラ毎日』の公募欄「アルバム」に掲載された作品をまとめた作品集『アルバム'75 / Album'75』。森山大道などの若い才能をいち早く見出すなど、日本の写真界に大きな影響を及ぼした人物・山岸章二が編集長を務めていた『カメラ毎日』ですが、1971年に誕生し、「きわめてユニークで現代的な写真の広場」として機能した「アルバム」。本書では、75年度の12ヶ月分の掲載作品が収録されています。アマチュア写真家の意欲的な作品が並びますが、中には倉田精二の名も。「蝿とコカコーラ　沖縄旅行から」と題された作品群は、倉田の代表作『Flash Up』以前の初期作品だと思われます。そのほかにも志摩の風土、とりわけ「海女」の写真を撮り続けてきたアマチュア写真家として知られる浦口楠一、70年代に自主ギャラリー「PUT」設立に参加し、2017年に「さがみはら写真賞」を受賞した浜昇、日本リアリズム写真集団の大阪支部に所属し、佐渡の写真などを写してきた浜田ツマなどが掲載されています。日本の写真史において濃密な時代であった70年代初頭のムードが閉じ込められた1冊です。

＜Related Artists＞ 倉田　精二 / Seiji Kurata
＜Condition＞ 本体：カバー少スレ、縁少イタミ、天・小口
少ヤケ・少シミ、見開き印及び書き込み