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アメリカの写真家サム・フェントレスの写真集『Bible Road』。1955年デトロイトで生まれ、現在はセントルイスを拠点に活動を続けるフェントレス。大学はニュージャージーのプリンストン大学。プリンストン大学と言えば、戦後アメリカを代表する写真家であるフレデリック・ソマーやエメット・ゴーウィンが教鞭を執っており、フェントレスは、在学中から卒業後も特にゴーウィンと親交を深め、本書でも敬意を述べています。フェントレスの専門は建築写真で、コマーシャル・パブリック問わず様々なスタイルで撮影を行ってきましたが、80年代より25年以上ライフワークとして取り組んでいたのが「ロードサイド・メッセージ」の撮影。学生時代に聖書を読んでいた経緯と、仕事柄様々な建物やビルボードと接するうちに気になり始めた「路上に書かれたメッセージ」。ウォーカー・エバンスやロバート・フランクらによるドキュメントとも重なるフェントレスが写し出した「もう一つの知られざるアメリカ」そして「神へのメッセージ」。