河:累影 / River, Its Shadow of Shadows

森永 純 / Jun Morinaga

SOLD OUT

Publisher/邑元舎

   Published/1978
Format/ハードカバー&スリップケース   Pages/-   Size/313*278*25
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日本の写真家・森永純(1937-2018)の写真集『河:累影』。公害による水俣病を世界に発信した米国人写真家、ユージン・スミスの助手を務めていたことでも知られる森永純。1960年に日大芸術学部写真学科を卒業し、1961年に岩波映画製作所の写真部に所属、1962年にユージン・スミスの助手についています。1969年に個展『モーメント・モニュメント』を開催し、翌年、日本写真批評家協会新人賞を受賞。以降、定期的に作品を発表してきました。本書は、森永の1st写真集で、主に東京の河川(当時はドブ川)を対象に撮影された図版で構成されています。60年代の初頭に撮影は行われ、ドロや油にまみれ流れの鈍そうな川面や魚などの亡骸、河岸などを写し出しています。モノクロの抽象画を眺めているような独自の造形表現、そして川田喜久治の『地図』を手がけた杉浦康平による造本。写真集という形式において最良ともいえる内容の1冊です。「ここに収められている写真には現実の人間はまったく登場しない。しかし私には、われわれの時代のさまざまな怨念の底流が、これらの写真の中に執拗に渦巻いているように思われる」(ユージン・スミス)。
<Condition> 輸送箱:少シミ・少イタミ、ケース・本体:経年並み
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