続センチメンタルな旅　沖縄編　荒木経惟写真集2 / Okinawa

荒木　経惟 / Nobuyoshi Araki

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日本を代表する写真家・荒木経惟（1940-）の写真集『続センチメンタルな旅　沖縄編　荒木経惟写真集2 / Okinawa』。1971年に私家版として発行された『センチメンタルな旅』に続いて発表されたのが、本書になります（私家版／限定1000部）。荒木が電通社員時代に、キャンペーンの撮影仕事のために本土復帰前の沖縄を訪れ（パスポートが必要だったため荒木は初めての外国と述べています）、その合間で撮った写真などが収録された一冊。タイトルになってはいますが沖縄の写真は多くはなく、妻・陽子をはじめ日常の断片を切り取る一方、漫画や絵画、テレビ、ドル紙幣など複写のようなスタイルも目立ちます。1970年に“「写真は複写である」という理念を改めて標榜していく”（荒木のプロフィールより）とあるように、自身の表現を探っていた時期ともいえるかもしれません。コンパクトな横位置の判型で、1ページに1点ずつノド側に写真を配しているデザインも本書の大きな特徴です（デザイン：油谷勝海）。その後も荒木は沖縄を何度も訪れ、写真集としても発表していますが、荒木の活動初期の貴重な1冊です。

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＜Condition＞ 本体：カバー少スレ・少ヨゴレ
天・地・小口少ヨゴレ、見返し少シミ、その他経年並み