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日本人アーティスト・勝本みつるの作品集『緑色の研究 study in green』。なにげない日用品や印刷物、布や毛皮や古い写真など、ごく身近な素材から多様なオブジェやアッサンブラージュを生み出す造形作家である勝本。個展やグループ展などで作品を発表するほか、詩歌や小説の書籍カバーの仕事も多く手掛けています。本書は、2002年から展開されているグリーン・シリーズの仕事を収録し、「緑色に染められた動物の毛や糸を、名もない物、ささやかな道具、時間を経た日用品など、さまざまな素材と組み合わせて配置する。緑という色を通して繰り広げられる作品世界は、独自の調和を湛えながら、たのしく謎めいている」(版元より)。ジョゼフ・コーネルにも通じる箱作品では、絵本のような物語性を感じさせながら、緑の毛や色が異物(異質)な存在感を放ち、独自の世界観が築かれています。写真家サイン入り。