写真の1955〜65 / Photographs in Japan 1955〜65

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本書は1991年に山口県立美術館で行われたエキシビジョン「写真の1955〜1965 -自立した映像群-」に際し刊行されたカタログ写真集。戦後の土門拳や木村伊兵衛による現実直視志向の「リアリズム写真」、そして60年代後半から70年代にかけての「コンポラ」「プロヴォーク」らに代表される新たな写真の潮流。それら両時代をつなぐのがセルフエージェンシー「VIVO」らによる活動です。ドキュメンタリー性をふまえながらも私的性を組み込んだり、石元泰博や細江英公らのように新たな視点から生まれるデザイン性や造形力など、日本写真の新たな方向性が生まれ始めたこの50~60年代にフォーカスした本展覧会。石元泰博、奈良原一高、東松照明、川田喜久治、細江英公、佐藤明、丹野章、川原舜、中村正也、常盤とよ子、今井寿恵11名の主要作品及び詳細な略歴が記され、収録図版のクオリティーも高い大変貴重な一冊。

＜Related Artists＞ 石元　泰博 / Yasuhiro Ishimoto、奈良原　一高 / Ikko Narahara、細江　英公 / Eikoh Hosoe、東松　照明 / Shomei Tomatsu
＜Condition＞ 本体：カバー少ヤケ・少スレ