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1960年代後半に刊行されていた『The Magazine for Man』の2冊セット。サイズは075*075の手のひらサイズという珍しい判型ですが、収録されている図版はモノクロ・グラビア印刷のヌード。クレジットには、秋山庄太郎、杵島隆、中村正也、樋口忠男といったヌード写真の巨匠が勢揃い。ポエムやエッセイ風のテキストはすべて英文字ですが、日本語を英字で綴っているだけのシャレを効かせた内容です。どういう意図でこのデザイン、このサイズに落とし込まれたのかは不明ですが、男性がこっそりと見るためのもの用として、大人のエロス本的に作られたのかもしれません。何れにしても、写真も装幀も実験的な取り組みが多数生まれた時代の空気を見事に包み込んだ作品集です。