36 Views

Fyodor Telkov

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ロシアの写真家フョードル・テルコフの作品集『36 Views』。1986年生まれ、ロシア・スヴェルドロフスク州の鉱工業都市「ニジニ・タギル」出身で、現在エカテリンブルクを拠点に活動する写真家。「Union of Photo Artists of Russia」のメンバーでもあり、大学で教鞭を執りながら、写真家としての活動を行なっており、『Artless Confessions』を皮切りに、これまで数冊の写真集を刊行しており、本書がセカンドブックにあたります。タイトル『36 Views』とは、葛飾北斎の『富嶽三十六景』からインスパイアされたものであり、すべて「富士山」が連ねる北斎の名作のごとく、テルコフはスヴェルドロフスク州内の小さな鉱山都市デグチャルスクを舞台に、2つの鉱山を背景に風景画を描写しています。この鉱山とともに成長してきた反面、その影響による環境破壊も著しく、複雑な思いを胸に、テルコフは様々な角度からこの街を切り取っています。

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