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日本の写真家・桜井秀の写真集『American West』。東京写真短期大学を卒業後、川田喜久治、丹野章、東松照明、奈良原一高、細江英公、佐藤明といった6名からなる写真家集団「VIVO」へ入社。日本の写真史に名を刻む写真家である6名のそれぞれの助手として暗室ワークなどを手掛けてきた桜井。VIVO解散後は博報堂でコマーシャル・フォトに取り組み、定年退職後はフリーとして活動しています。本書は、桜井のライフワークとなったアメリカ西部を写し出したもの。土臭い田舎街、お決まりのハット姿のカウボーイ、自然美が織りなす荘厳な景色と映画のワンシーンのような街の景色など、西部特有のノスタルジーやアメリカの広大さを物語るダイナミックな風景、そして日常の機微を切り取ったモノクロ写真が収められています。巻頭で東松は「着眼点、ディスタンス、アングル、シャッターチャンスなど、写真の成り立ちをパーフェクトに満たしていて力強い」と評しています。写真家サイン・落款入り。