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日本を代表する写真家・十文字美信の作品集「澄み透った闇」。篠山紀信のアシスタントを経て、20代早々よりフリーランスとして活動を続ける’粋'な写真家十文字美信。長らくコマーシャルの世界で活躍し、並行して自身の創作活動を行い、「自己」「他者」「日本の美」と年齢を重ねるにつれて、視野を広げつつも独自の世界観を追求し続けた写真家です。代表作には、ハワイ在住の日系一世を追った1st写真集「蘭の船(1981)」、横浜を拠点としたバイカー集団「ケンタウロス / KENTAUROS(1984)」、日本人の繊細な美意識を描写した「わび(2002)」などが挙げられ、2007年に上梓された「感性のバケモノになりたい」が回顧録的な作品集です。本書は、十文字美信の3rd作品にあたり、インドシナ半島の山岳地帯に暮らす少数民族『ヤオ族』の犬祖神話を写真・文章で表現した異色作。写真の枠を超えて創作を続けてきたアーティストのこだわりがつまった一冊です。謹呈署名入り。