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フランスの写真家ヘンリー・ロイによる写真集『Out of the blue』。1963年にハイチで生まれたロイは、政治的な理由により1966年に家族とともにフランスへと移住。現在もパリを拠点に活動しているロイは、フォトジャーナリストとして仕事をしながら作品制作にも力を入れていたところ、90〜00年代のファッション・カルチャー・シーンに影響を与えたフランスの雑誌『Purple』の編集長・エレン・フライスに見出されます。そして、1999年に初めて『Purple』に掲載されて以降、同誌を通じて頭角をあらわしていきました。本書は、2008年にニューヨークの「The Spring Press」から刊行された一冊で、日常の断片ともいうべき人物や風景を、柔らかな光で切り取っています。冒頭のロイ自身のテキストに加え、巻末には『Purple』で編集を務めたJeff Rianがテキストを寄せています。