Google Translate
1976年に藤沢に1号店をオープンさせ、DIY、インテリア、雑貨など多様なショップイメージを持つ東急ハンズ。本書は、東急ハンズが「何をどのように考えてきたかを著したコンセプト・ノート」(本書より)であり、無数に展開される商品群の背景に秘められた東急ハンズの思考やユニークな着眼点を紐解きます。今でこそ同様なショップ(雑貨店)がありますが、改めてこの本を読み直すと、例えば業務用やプロユースの道具類やクラフトの提案など、そのコンセプトやセレクトされた商品には先見の明を感じられます。具体的な数字や表を使って解説されているのでビジネス書としても優れ、お店作りに役立つ一冊です。ラバーを使った装幀などにも東急ハンズらしいこだわりが感じられ、やまもと寛斎、菊地信義、川本三郎、赤瀬川原平など各界著名人が東急ハンズについてテキストを寄せた冊子付きです。