渡辺 兼人 / Kanendo Watanabe

渡辺 兼人 / Kanendo Watanabe

SOLD OUT

Publisher/京都現代美術館・何必館

   Published/2003
Format/ソフトカバー   Pages/75   Size/290*225*10
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本書は、京都現代美術館・何必館により2003年に刊行された渡辺兼人の写真集。渡辺は、人形作家の四谷シモンを兄に持ち、1980年に発表された小説家・金井美恵子との共著『既視の街』(小説・写真集)で第7回木村伊兵衛写真賞を受賞しています。現在までに定期的に作品を発表し、全作品が京都現代美術館・何必館に永久収蔵されていますが、写真集の刊行は多くはありません。本書は、過去に発表された「既視の街」「逆倒都市」「YAMATO」「葉月・神無月・水無月」「半島・孤島・島」「水無月の雫 Ⅱ」を収録。渡辺の作品は、一貫して人物不在の景色であり、都市の空間、荒涼とした自然、静かな水面など、一見何気ない風景ばかりですが、見れば見るほど意識の中に深く浸透してきます。本書内に「'何もない'ということが'あった'」という一文がありますが、ごくありふれたものの中にある「何か」に気付きを与え、見る者に、イメージの転換を喚起し、新たな視点を見つけることを促してくれる作品です。
<Related Artists> 金井 美恵子&渡辺 兼人 / Mieko Kanai&Kanendo Watanabe
<Condition> 本体:表紙極薄ヤケ、少ヨゴレ、地極薄シミ
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