怒りの梯梧 : 沖縄からの直言 / Anger of the Coral Tree : Straight Talk from Okinawa

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本書は1969年にノーベル書房より刊行された手記・写真記録による作品集で、沖縄県民自身の手によるきびしい告発状。70年安保をひかえ、アジアの政治的焦点となっていた沖縄。そのかくされた真実を根底からえぐり出し、抑圧者とその思想に対する批判を綴ったドキュメント。沖縄に関係する有識者らによって「軍事基地」「米軍補償」「植民地経済」の実態、「教育」「農民」「中小企業」「労働者」の観点からアメリカ問題、政治問題を問い、巻末は「沖縄の未来」について記述されています。写真のクレジットに関する記載はないものの、巻末の「協力者」一覧には、阿波根昌鴻（Shoko Ahagon）、石川文洋（Bunyo Ishikawa）、桑原史成（Shisei Kuwabara）ら錚々たる面々の名が刻まれています。（The Japanese Photobook 1912–1990 収録）

＜Related Artists＞ 國吉　和夫 / Kazuo Kuniyoshi、栗原　達男 / Tatsuo Kurihara
＜Condition＞ ジャケット：少スレ・少ヤケ・少ヨゴレ・
縁少イタミ、帯欠、本体：天・地・小口少ヤケ・少ヨゴレ
見返し少シミ、その他経年並み