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沖縄の写真家安里盛昭の写真集「神の里 -粟国島 シマンチュとシチビ-」。1941年沖縄県・中城村に生まれた安里盛昭は、日本大学芸術学部写真学科を卒業後10年近く東京を拠点として、1970年沖縄に活動の場を移し、以降コマーシャルな仕事を始めとして現代まで活躍を続ける写真家です。1970年代半ば「沖縄資料集成」の仕事の取材で訪れた小さな孤島「粟国島」に惹かれて以来、ライフワークとして当地を訪れては写真撮影を続け、2015年には民俗誌でテキストと写真図版で構成された「粟国島の祭祀」を発表しています。本書は1985年に刊行された写真集で、10年近くの間に撮りためた粟国島の図版で構成されています。長年にわたる現地の人々との交流を通して感じ得た風景・風土・風俗が見事に描写されており、島の人々の顔に島の全てがあるように思えたという意図から、表紙の写真は70歳以上の人々を中心にしたポートレートで構成されています。写真家サイン・落款入り。