赤いゴーヤー -比嘉豊光写真集 1970-1972-

比嘉　豊光 / Toyomitsu Higa

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日本の写真家比嘉豊光の写真集『赤いゴーヤー -比嘉豊光写真集 1970-1972-』。1950年沖縄県読谷村に生まれ、森山大道や中平卓馬らの影響を受けて、琉球大学写真部にて本格的に写真を始め、70年代には石川真生との共著で、幻の傑作「熱き日々 in キャンプハンセン!!」を発表、後半部は金武で働き生きる石川真生を写し取っています。また、平良孝七らと共に自主ギャラリー「写真広場あーまん」を設立、さらには当地を代表する写真家比嘉康雄とは島々の祭祀撮影を共にし、内なるまなざしで「沖縄」を追い続けている写真家です。本書は、比嘉が大学時代に復帰前後の揺れ動くシマを彷徨って撮影した作品で構成された一冊。写真の大半は、移動するバスや車からノーファインダーで撮られており、構図やピントも不明瞭でブレ・ボケの写真も多く含まれているところが、当時の写真の時代性やシマのとどめようもない行方を描写しているかのよう。撮影から30年もの歳月を経て日の目を見た比嘉初期の貴重な記録集。

＜Related Artists＞ 石川　真生 / Mao Ishikawa、國吉　和夫 / Kazuo Kuniyoshi、比嘉　豊光 / Toyomitsu Higa
＜Condition＞ 本体：極少スレ