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アメリカの写真家ケン・シュルズの写真集「Oculus」。1980年代の荒廃したローワー・イーストサイドを舞台に描写された「Invisible City」及びその続編的な「Night Walk」が代表作として知られるシュルズ。ブルックリンに生まれ、大学はファインアートの名門クーパー・ユニオンで、同窓にはラリー・フィンクら。その後New School for Social Researchでは女性教育者で写真家リゼット・モデルに学びます。国内の数々の著名な美術館・ギャラリーでエキシビジョンを開催し、MoMA・メトロポリタン美術館等で多くの作品がパーマネント・コレクションに選ばれているというニューヨークを代表する写真家のひとりです。各種誌のエディトリアルや、グリーン・デイ、ロッド・スチュワートらのアルバムジャケットでも活躍を続けているシュルズですが、本書は「イメージ」に対する疑問から生まれたコンセプチュアルな一冊。イメージの根源・性質・作用はどのように生まれ、どのようにアウトプットされるのかという自身への問いを、自然物や睡眠/記憶等を通じて哲学的アプローチで探求したシュルズのイメージの旅。