Alaska

Marc Riboud

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フランスの写真家マルク・リブーの写真集『Alaska』。マグナム・フォトの初期メンバーであるリブー。西欧諸国の人間としては初めて中国の写真取材を行なった人物と知られ、東南アジアやアフリカ等の取材を続け「Life」や「New York Times」等の誌面を何度も飾ってきた報道写真家です。70年代にはマグナム・フォトの会長を歴任、中国やベトナムの作品群は多数の賞の授与を受けた20世紀を代表する写真家のひとりです。本書は2015年に日本のシャネル銀座・ネクサスホールで行われたエキシビジョンを機に刊行された作品集で、1958年当時にリブーがアラスカを旅した際に撮影された図版で構成されています。数十年の時を経てリブーの妻マルクによって発見されたアラスカの写真の数々は、圧倒的な大自然の力強さと、寒さと葛藤して必死で生き抜いている人々の姿が見事に描写されており、雪のホワイトと対象のブラックのコントラストも素晴らしく、リブーの知られざる傑作集。ホワイトベースの装幀もシャネルらしく美しさと気品を兼ね備えています。

＜Related Artists＞ Philip Jones Griffiths、Elliott Erwitt、Henri Cartier-Bresson、Marc Riboud
＜Condition＞ スリップケース：少ヨゴレ、本体：経年並み