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日本の写真家・佐藤明の写真集。1960年代〜70年代にかけて前衛的でコンセプチュアルな写真を創作した戦後日本を代表する写真家佐藤明。東京麻布・毛布問屋の生家に生まれ、幼少時から異国が身近にある環境で育ち、横浜国立大学時代は、海外雑誌を読みふけっていたというサラブレッド。1959年には奈良原一高、東松照明らとともにVIVOを結成し、1966年には写真批評家協会作家賞を受賞しています。著名な評論家吉村伸哉に「それにしても、彼の写真ほど言葉から遠いものはない」と言わしめ、山岸章二にも佐藤の作品のタイトルや解説に悩まされたと言わしめたほど、創造性に富んだアーティストでした。本書は、70年代初頭に刊行された映像の現代シリーズの第7巻。代表作である江波杏子モデルの「サイクロピアン」「おんな」「冷たいサンセット」のセクションで構成されています。華奢な繊細さや高踏的な華麗さが内包された素晴らしい一冊。帯付。(The Japanese Photobook 1912–1990 収録)