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ハンガリーの写真家ロリンツィー・ギオルギーの写真集。グラフィック・デザイナーとして働く傍ら写真を始めたギオルギーは、60年代後半に旅したニューヨークの街に触発され、数々のシーンを写真に収めていきます。帰国後にその作品を写真集として刊行しようと試みたものの、フォトモンタージュ、ソラリゼーション等を駆使したアヴァンギャルドな作風は、当時国内では受け入れらず、出版までに4年の歳月を要しました。1972年にようやく刊行されると、瞬く間にニューヨークのアーティストに驚きと感動をもって受け入れられ、その後ギオルギーは、ニューヨークに移住。以降はフィルム・メーカーやフォト・ディレクターとして活躍しました。1981年初のソロ・エキシビジョン開催の1ヶ月後に46歳の若さで急死、その存在は伝説化します。本書は、様々な文化や思想が織りなす多面的なニューヨークの魅力が凝縮された作品集で、70年代前後のカルチャーの息吹を感じる珠玉の一冊。1972年刊行初版。5,200部限定。ナンバー入り。