ヒロシマ 1945〜1979 -「原爆の子」の30余年-

土田　ヒロミ / Hiromi Tsuchida

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日本を代表する写真家土田ヒロミの写真集「ヒロシマ 1945〜1979 -『原爆の子』の30余年-」。福井県に生まれ、大学で繊維関係の勉強をした後、ポーラ化粧品に就職。研究所に勤務しながら、夜間に東京綜合写真専門学校に通い、後に研究所から宣伝部に異動して広告写真等を手掛けるようになります。71年に退職しフリーとなった年に「自閉空間」で太陽賞を受賞。以後「俗神」「砂を数える」など、ある目的性をもって集った群衆を、目的性を排除して捉えることによって、人々の固有性を抽象化し、見る者に多面的な視座を与える意義深い作品を発表してきた土田ヒロミ。本書は上述に並ぶ土田の代表作「ヒロシマ」。33年前に被爆した186名の少年少女たちは、今どのような軌跡と意識の中にあるのか。そんな彼らを追い求め、撮影に同意した人、拒否した人、亡くなった人、不明な人を等価に記録することで、複雑に屈折するヒロシマの心を表現した70年代写真史にその名を刻む傑作のひとつ。

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＜Condition＞ ジャケット：少スレ・少ヤケ・少ヨゴレ・
縁3cm程度ヤブレ、本体：天・地・小口ヤケ、天シミ