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日本の写真家・荒木経惟(1940-)『69猥景』。私写真の旗手として日常とエロス、愛と死を往還してきた荒木は、『センチメンタルな旅』『冬の旅』以降も、都市と身体をめぐるイメージを絶えず更新してきました。本書は2009年、69歳の誕生日に合わせてタカ・イシイギャラリーより刊行された限定写真集で、同名個展に呼応するかたちで制作された一冊です。モノクロームによる69点の写真は、猥雑さと静けさが交錯する都市の断片を凝縮し、年齢という節目を契機になお衰えぬ欲望と視線の強度を示します。数字「69」を遊戯的に掲げながら、荒木が長年探り続けてきたエロスと時間の関係をあらためて問い直す作品集です。500部限定。(カバーヤケ・ヨゴレ)