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日本を代表する写真家東松照明の写真集『東松照明 1951-1960』。長崎、沖縄をはじめ戦中派内部の傷を軸とした平和への希求、鋭い視点からの文明批判・政治批判、人間の自然や物質への関与に対する投げかけ等、常に高度な問題意識と日本及び日本人の原像に迫ろうとするあくなき探究心を持ち続けた、戦後日本を代表する写真家東松照明。『<11時02分>NAGASAKI』『おお!新宿』『日本』『I am a king』『太陽の鉛筆』を始め、60年代〜70年代にかけて数々の名作を刊行している東松ですが、本書は初期50年代に撮影された図版で構成された一冊。「アメリカ」「戦争」の面影が残る戦後日本の日常を、若かりし20代から30代前半に撮影された貴重な記録。別冊で荒木経惟と森山大道による対談「写真大人 東松照明」が収録されていますが、偉大なる写真家二人も、東松照明には一目を置きつつ多大なる影響を受けてきたことを認めています。