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2014年に東京ステーションギャラリーで開催された展覧会『ディスカバー、ディスカバー・ジャパン「遠く」へ行きたい』。1970年代に国鉄が展開した観光キャンペーン「ディスカバー・ジャパン」を再考する本展は、当時のポスターやパンフレット、写真資料を通して、「旅」と「日本」のイメージがどのように形成されていったのかを検証するものでした。広告制作に携わったデザイナーや写真家たちの視覚表現を通じて、急速な経済成長期における地方文化の再発見や郷愁の感覚が描き出されています。図録には、当時のグラフィック資料に加え、関係者の証言や批評文も収録されており、広告史・文化史の両面から日本人の「旅へのまなざし」を読み解くことができます。時代の空気と視覚文化の変遷を鮮やかに伝える資料的価値の高い一冊です。