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日本の写真家・深瀬昌久(1934–2012)の写真集『遊戯 / Homo Ludens(New Edition)』。深瀬は私的な日常から社会的視点まで自在に往還し、愛猫や家族、都市の風景など身近な題材に人間存在の深層を映し出してきました。本書は1971年に中央公論社より刊行された初版で、屠場の記録から新婚時代のポートレート、母や友人を被写体にした作品まで、遊戯する人間=ホモ・ルーデンスの名のもとに多彩なイメージを収めています。鋭い視線とユーモアが交錯するこれらの写真は、彼の代表作「鴉」以前の実験的精神を色濃く示すものです。その後長らく絶版となっていましたが、2025年に赤々舎より復刻版が刊行され、初版の構成を忠実に再現しつつ印刷と造本を一新。半世紀を経て蘇った本書は、深瀬の写真世界の原点を伝える貴重な記録であり、初版と再版の両方がそれぞれの時代を映す重要な資料となっています。